SPRによる親和性ランク付けおよびエピトープビニング

高解像度の抗体動態およびエピトープ特性評価

表面プラズモン共鳴（SPR）技術は、抗体-抗原結合の動態、親和性ランク付け、およびエピトープ認識を測定するための主要な技術です。

最新の高スループットSPR技術は、複数のCarterra LSAプラットフォームによって支えられ、数千の抗体親和性のスクリーニングおよびエピトープビニングを最大192 x 192インタラクションで実施し、正確な親和性およびエピトープ結合解析を可能にします。クローン遺伝子合成、自動発現プラットフォーム、開発性および機能評価を組み合わせることで、Twist Biopharma Solutionsは治療候補の選定と意思決定に役立つデータパッケージを提供します。

親和性ランク付けを活用して堅牢かつ機能的な抗体を選択

図には on-rate（オンレート、ka）および off-rate（オフレート、kd）に着目した抗体親和性分布を示しています。y 軸はオンレート（ka）を示しており、抗体はその速度で抗原と結合します。ka は抗原濃度（M）と時間（秒）に依存します。x 軸はオフレート（kd）を示しており、抗体はその速度で抗原から解離します。kd は時間（秒）に依存します。KDはkd/ka比で、モル濃度で示される見かけの親和性を表します。このため、KD値が小さいほど親和性が高いことを示します。赤い点の位置は、各抗体の ka と kd を示しています。赤い点は、それぞれのKD範囲にグループ化されています。