ハイスループット抗体生産

シリコンベース DNA合成の力

HEK293のカスタム抗体製剤は、生産能力に制約がある場合のボトルネック解消に役立ちます。Twist Express 抗体 HECK293は、お客様のラボの延長として、スクリーニングに適した、迅速で高品質な精製抗体を提供します。Expi293™ 細胞で生産されたTwist Express抗体は、回収され、ろ過されるか（上清）、プロテインAを用いて精製されます。その後、抗体は輸送用容器に移され、凍結され、機能的アッセイやスクリーニングに最適な状態で、個々の鎖のグリセロールストックとともに輸送されます。

• NGSで配列検証されたTwist ExpressプラスミドDNAから作製された高品質抗体 
• 同梱のグリセロールストックを使用すればそのまま使用でき、スケールアップも可能です。

Twist Express抗体は、当社のeコマースアプリケーションを使用して、可変配列（VH & VL）だけで簡単に注文することができます。ご注文のヒントについては、クイックスタートガイドをお読みください。抗体の解凍は、機能的アッセイやスクリーニングアッセイに使用するためのガイドライン（こちら）をご参照ください。

ワークフロー

TAT短縮のためのExpress Genesの活用、細胞株提供の拡大、正常化、エンドトキシン検査、分注などのアドオンにより抗体提供を強化し、お客様のタンパク質生産と精製のニーズにお応えしています。

パフォーマンスデータ

図の説明：抗体作製後、精製を行い、収量を決定しました。作製した 518 種類の抗体のうち、482 種類がサイズと純度に関する QC 検査に合格し、そのうち 409 種類の抗体は一種類あたり 100 μg を超える収量でした。

Twist Express抗体、293製品提供

配列設計のリソースおよびガイダンス

1.  abYsis は、一つまたは複数の抗体について、統合的、包括的かつ注釈付きの配列評価を提供します。abYsis は、抗体配列を詳細に領域ごとに分け、可変領域の開始位置と終了位置を迅速に特定します。リーダー配列、FWK 配列、CDR 配列、およびテイル配列（定常領域配列）についても表形式で提供します。

2. バイオインフォマティクスプログラムを使用して、abYsis から提供された注釈を配列に適用すると、可変領域を視覚化して分離するのに役立ちます。以下は、abYsis の注釈が適用された配列を Geneious Prime ソフトウェアプラットフォームにインポートした例です。

3. リーダー配列、可変領域、および定常領域を含む包括的な区分を提供できる選択肢のもう一つは、ANARCI です。解析の結果、赤色でハイライトされた正確な可変領域の配列が得られ、これを当社の e コマースウェブサイトの抗体アプリケーションにアップロードすることができます。また、ANARCI は軽鎖ドメインのタイプとその配列種についても詳細を提供しています。

4. 可変領域配列はメチオニン（M）で開始してはならないことにご留意ください。アミノ酸 M 又はヌクレオチド ATG で始まる配列をアップロードし、pTwist ベクターを使用する計画がある場合は、当社サポートまでお問い合わせください。

5. ある種から別の種への可変領域の再構成は、ジスルフィド結合やその他の特徴の違いを考慮すると、複雑になる可能性があります。デフォルトでは、 Twist eCommerce プラットフォームはこれらの問題を修正しません。当社では通常、こうした再構成の複雑さを考慮し、お客様側での検査をお願いしております。サポートが必要な場合は、当社サポートチームまでご連絡ください。