制限酵素を用いてクローニングする場合、インサートはどのように設計すればよいでしょうか?
Twist では、相同性を考慮した独自のクローニング手法でプラスミド DNA を組み立てるため、 Twist で実施するクローニングには制限酵素切断部位は重要ではなく、インサートを設計する際に Twist のクローニング設計を考慮する必要はありません。ただし、インサートが2つの制限酵素部位で挟まれた構造にする場合、それらをベクターの骨格の一部として含めて機能を果たせるようにします。
制限酵素を使ったクローニングには2つの選択肢があります。
選択肢1:インサートに制限酵素部位を含める
制限酵素部位全体をインサート配列の両端に入れます。制限酵素部位は、in silico でインサートの一部となります。
遺伝子を注文する際に、インサートに制限酵素部位を含める必要があります。このカスタムベクター作製方法では、注文時の遺伝子に制限酵素部位が含まれない場合、納品する製品に制限酵素部位が全く含まれないことになります。
選択肢2:ベクターに制限酵素部位を含める
インサート配列に制限酵素部位を含めないようにしてください。それぞれの制限酵素部位全体を、カスタムベクター作製フォームの「Vector + Insert」ボックスに含めます。制限酵素部位は、in silico でベクターの一部となります。
遺伝子を注文する際に、インサートに制限酵素部位を含めないでください。このカスタムベクター作製方法では、注文時の遺伝子に制限酵素部位を含めると、納品する製品に制限酵素部位が重複して搭載されてしまいます。
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